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375 羽賀友信さん かく語りき「第十一話 エピローグ 復興と国際協力の未来形」

長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第11話)新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局編集

 
必ず災害が起きたら、やっぱりその洗い出しをして次に手渡す。
震災復興と戦災復興って同じなんです。
長岡は戊辰戦争で戦災復興を成し遂げ、
第二次世界大戦の長岡空襲からも戦災復興を成し遂げた。
もともとそういう素地があり、米百俵の文化もあるんです。
それが中越地震の震災復興にもつながっているんです。

内閣府が取材に来て、何で20年前にこんなものを考えついたんですかって言うから、
僕はこんな遅れている地域はないと思って取り組んできたんだけどと返した。
国際スタンダードに近づけていかないと、やれない時代が来る。
国際化が進めば多くの外国から入ってくる人が増え、
定住化の中で、日本人と同じ課題が必ず出てくる。

やっぱり協働型の支援センターがいるんですね。
日本人相手よりもはるかに許容範囲を広げて、壁を立てないように。

これからは長岡市も国際協力の未来形を作っていかなければ。
パートナーとして頼りになる外国人がいるという
地域社会を目指していかないといけません。

長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第11話)新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局編集