長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第9話) 新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局編集
やさしい日本語を弘前大学の佐藤和之先生が作ってはいたけども、
神戸(阪神淡路大震災)では使われてないんです。
ここ中越で初めて使ったんですよ。
日本人は使っちゃいけない単語を必ず災害で使っていて。
これ絶対広めてほしいんだけど、「大丈夫ですか」って聞くでしょ。
でもパニックになった人は、オウム返しに「大丈夫です」って言ってしまう。
抽象的な概念は、脳がパニックになったときは滑ってしまって、
言葉は理解できても心が反射できない。
だから災害時の喋り方っていうのはやっぱり具体性を持ってしないと。
具体的な言葉ならば反応ができる。
文語体の日本語で喋られてもわかりませんよ。
やさしい日本語にひたすら近い口語体で喋らないと駄目ですよって。
今は津波のときは「津波、にげて」って言いますよね。
あれ、うちらが挙げた提言から始まってるんです。
だから災害時にニーズを引き出すときも、普段の日本語とひとくくりにしては駄目で、
「体調はいかがですか」って言われたら即答しますよね。
「悪いです」「よくないです」となれば、
「どこか痛いですか」「薬がいりますか」「ドクターに診てもらいますか」と
すぐに話が核心に入っていきます。
「大丈夫ですか」だと「大丈夫です」で終わっちゃう。
最初はうちも巡回に出したら、大丈夫ですって終わって帰ってるんですよ。
全然大丈夫じゃないんだよ、それが。
神戸(阪神淡路大震災)では使われてないんです。
ここ中越で初めて使ったんですよ。
日本人は使っちゃいけない単語を必ず災害で使っていて。
これ絶対広めてほしいんだけど、「大丈夫ですか」って聞くでしょ。
でもパニックになった人は、オウム返しに「大丈夫です」って言ってしまう。
抽象的な概念は、脳がパニックになったときは滑ってしまって、
言葉は理解できても心が反射できない。
だから災害時の喋り方っていうのはやっぱり具体性を持ってしないと。
具体的な言葉ならば反応ができる。
文語体の日本語で喋られてもわかりませんよ。
やさしい日本語にひたすら近い口語体で喋らないと駄目ですよって。
今は津波のときは「津波、にげて」って言いますよね。
あれ、うちらが挙げた提言から始まってるんです。
だから災害時にニーズを引き出すときも、普段の日本語とひとくくりにしては駄目で、
「体調はいかがですか」って言われたら即答しますよね。
「悪いです」「よくないです」となれば、
「どこか痛いですか」「薬がいりますか」「ドクターに診てもらいますか」と
すぐに話が核心に入っていきます。
「大丈夫ですか」だと「大丈夫です」で終わっちゃう。
最初はうちも巡回に出したら、大丈夫ですって終わって帰ってるんですよ。
全然大丈夫じゃないんだよ、それが。
長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第9話)新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局編集