滋賀大学大学院教育学研究科 高度教職実践専攻 藤岡達也(第2話)
1995年阪神淡路大震災でもボランティアで多くの被災者の方と関わり、
その中で、まさか神戸で、という言葉を何度も耳にした。
中越大震災でも、まさか新潟県で、という人々の驚きの声も聞いた。
地殻変動の著しい日本列島において、地震から免れている地域はない。
神戸周辺においても中越周辺においても歴史を遡れば、
何度も繰り返されていることが記録に残っている。
ただ、自然と人間個人のタイムスケールが異なるだけである。
地震やそれに伴う地殻変動は現在の地形にも表れている。
それは一方で人間に対する恵みの象徴でもある。
信濃川流域は縄文時代中期には国宝でもある
火焔型土器が先史以来の自然の恵みを示している。
当時から、この地域は先進的な文化を有していた。
上越教育大学に勤務当時、自分は信濃川火焔街道博学連携プロジェクトに取り組んでいた。
これは、信濃川中流域の長岡市、十日町市、津南町(2002年当初は、旧中里村も)
信濃川火焔街道連携協議会と連動して、この流域の複数の博物館と小学校が1年間かけて、
主に「総合的な学習の時間」に地域の縄文時代について取り組むものであった。
下条小学校金子和宏教諭や新潟県立博物館山本哲也学芸員(共に当時)の力が大きかった。
また、この顧問として小林達雄元館長と共に
自分も関わらせてもらったことが大きな学びとなった。
このプロジェクトが始まって2年目に中越大震災がこの地域を襲った。
当初被災地だけに、11月の縄文フォーラムという発表会は取り止めることも考えられた。
しかし、実施したいという子供たちの熱意に押されて、
学校教員も博物館学芸員もその実現に取り組んだ。
結果として、子供たちの明るさ、元気さに大人たちも勇気づけられたと言える。
これは中越大震災の時だけでなく、その後の各地での災害後においても、
子供たちの頑張りが大人たちを前向きにさせた報告が多くみられる。
その中で、まさか神戸で、という言葉を何度も耳にした。
中越大震災でも、まさか新潟県で、という人々の驚きの声も聞いた。
地殻変動の著しい日本列島において、地震から免れている地域はない。
神戸周辺においても中越周辺においても歴史を遡れば、
何度も繰り返されていることが記録に残っている。
ただ、自然と人間個人のタイムスケールが異なるだけである。
地震やそれに伴う地殻変動は現在の地形にも表れている。
それは一方で人間に対する恵みの象徴でもある。
信濃川流域は縄文時代中期には国宝でもある
火焔型土器が先史以来の自然の恵みを示している。
当時から、この地域は先進的な文化を有していた。
上越教育大学に勤務当時、自分は信濃川火焔街道博学連携プロジェクトに取り組んでいた。
これは、信濃川中流域の長岡市、十日町市、津南町(2002年当初は、旧中里村も)
信濃川火焔街道連携協議会と連動して、この流域の複数の博物館と小学校が1年間かけて、
主に「総合的な学習の時間」に地域の縄文時代について取り組むものであった。
下条小学校金子和宏教諭や新潟県立博物館山本哲也学芸員(共に当時)の力が大きかった。
また、この顧問として小林達雄元館長と共に
自分も関わらせてもらったことが大きな学びとなった。
このプロジェクトが始まって2年目に中越大震災がこの地域を襲った。
当初被災地だけに、11月の縄文フォーラムという発表会は取り止めることも考えられた。
しかし、実施したいという子供たちの熱意に押されて、
学校教員も博物館学芸員もその実現に取り組んだ。
結果として、子供たちの明るさ、元気さに大人たちも勇気づけられたと言える。
これは中越大震災の時だけでなく、その後の各地での災害後においても、
子供たちの頑張りが大人たちを前向きにさせた報告が多くみられる。
滋賀大学大学院教育学研究科 高度教職実践専攻 藤岡達也(第2話)