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340 20年で変化した“防災”と“減災”への意識

BSN新潟放送 メディア本部報道制作局 報道部長 酒田暁子(第8話)

 
内閣府の調べによると、地震による被害の中でも
家具類の転倒や落下による負傷者が多くを占めています。
こうした現状を伝える立場でもある私自身も
この20年で“防災”や“減災”への意識が変わりました。
特に子ども達の成長とともにその考え方に変化が出てきたのだと思います。

自分や家族の見を守るために家具の固定を始め、
家の中でもあまりものを置かない部屋を設けて、
家族が「安全空間」に集まれるように工夫を施しました。
また、子ども達が大きくなってからは携帯ラジオや
モバイルバッテリーが一体化したものを家族全員が持つようにしています。
災害時に必ず一緒にいるわけではないので、
携帯電話さえつながれば家族の安否確認ができます。
そこで情報をとるラジオとモバイルバッテリーは欠かせません。

最近は備蓄品の見直しをしています。
元日に発生した能登半島地震でも水やトイレの問題が報じられていました。
こうしたことから水の備蓄と携帯トイレ、
トイレを隠すためのテントを新たに整備し、
自宅で避難生活をおくることになったとしても
数日は過ごせる環境を整え始めています。

BSN新潟放送 メディア本部報道制作局 報道部長 酒田暁子(第8話)