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319 「中越メモリアル回廊」と中越防災安全推進機構(第1回)

公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第13話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)

 

被災地の最前線では、発災直後から
長岡市・小千谷市・川口町(現在は長岡市)が構想・要望し、
復興ビジョンにもその必要性が明記された、
震災の「経験」と「教訓」を継承するための拠点整備に着手します。

当初の構想を基本に地域の声を丹念に聴く作業を繰り返しました。
結果、中越機構は4つのメモリアル施設と3つのメモリアルパークを提案しました。
4つの施設は地域の特性や被災体験を反映して整備され、
それぞれがテーマをもって、地域自らの力で維持・運営される
仕組みづくりを提案しました。

しかも、施設の新設はなく、既存施設(大地震に耐えた施設)の
リニューアルを原則とし、運営に関しても、
地域住民自らが参加するNPO等の組織を設立して、
スタート時は中越機構からの委託で対応することとしました。
地域で立ち上げたNPO等の伴走は、復興基金を活用して実施されました。

公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第13話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)