· 

307 災害時こそ「正しい情報」の発信と被災者も「正確な情報」をつかむ心がけが必要

BSN新潟放送 メディア本部報道制作局 報道部長 酒田暁子(第7話)

 

20年前と今とを比べると情報の発信や情報収集の方法が各段に変化を遂げています。
中越大震災が発生した際は携帯電話はあったものの
今のようなSNSや無料の通話アプリのLINEもありませんでした。

当時は夕方に発災し、夜が更けていきました。
報道を担う私たちも被災地でどんな被害があったのかが把握できず、
夜が明けてようやくその甚大な被害を目の当たりにしたことを覚えています。

あれから20年…いまではSNSやLINEなどが発達したことで、
現場に行かなくても社内にいてもさまざまな情報が入ってくるようになりました。
どこでどんな被害がでているのかがリアルタイムでわかるのです。
しかし、大量に入ってくる“情報”が本当に正しいのかを見極める必要があります。

近年では災害発生時は“災害デマ”や“フェイク画像”などが拡散され、
誤った情報が広がってしまうことが問題視されています。
私たちのようはマスコミに携わる仕事をしている人たちは
いかに「迅速にそして正確な情報」を発信することが求められています。
一方で被災者の人たちも真偽がわからない情報に接したときは
「うのみにしない・拡散しない」を徹底して
“信頼できる発信元”の情報かを確認することが重要だと改めて感じています。

BSN新潟放送 メディア本部報道制作局 報道部長 酒田暁子(第7話)