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288 自助・近助(近所)それから共助(その3)

中越市民防災安全士会 小林俊晴(第3話)

 

結局、徹夜覚悟でいましたが、
余震に慣れ疲れが出てしまい明け方には全員ウトウト、
夜が明けて朝を迎えたら頭がガンガンしてました。
しっかり飲みすぎたみたいです。

いろいろとご近所さんと助け合いながら過ごした夜が忘れられず、
翌年の10月23日に「あの時を忘れない」ようにと当時を振り返って
BBQをやることを企画しました。

当時まだサラリーマンだった私は、
仕事をしているふりをして一生懸命テントを設計し、
必要な機材を洗い出して休日に調達し準備を進め、
当日の午前中からテント張りを開始。
それを見ていたご近所さんが手伝ってくれて、
かなり立派なテントが出来上がりました。

夕方には参加者が飲み物や食べ物を持参し、
石油ストーブも持ち込みBBQがスタートしました。
隣の班にもうわさが広まり、
参加者が地震の時よりも増えていることに驚きました。

中越市民防災安全士会 小林俊晴(第3話)