· 

279 復旧への始まり(第7回)

小千谷市にぎわい交流課 地域づくり支援員 石曽根 徹(第7話)

 元小千谷市地域復興支援員(小千谷市産業開発センター所属)

 

平成17年3月末、私は町内会長としての任期を終了することとなった。
雪解けを待って、倒壊した家の撤去や再建に向けての動きも始まった。

仕事にも復帰した私は、イベント業という職業柄、
復旧、復興に向けた仕事も入ってくるようになった。
特に山古志住民の仮設住宅がある青葉台には
慰問団体の受け入れ準備の資材を届けるために何度か通った。

そんな中、「地震の時にはたまたま小千谷にいてすぐに帰れたが、
いつもそうとは限らない。できれば家族や地域の近く、市内で仕事をしたい。」
という思いがこみ上げ、長岡の会社を退職することとなる。

退職後は、長期休みをとれるチャンスだと思い、
自動車の大型免許や大型特殊の免許を取得した。
そんな中、仲間の造園屋の社長から
「忙しいからちょっと手伝いに来い」と言われ、
そのままズルズルと仕事をすることになる。
(つづく)

小千谷市にぎわい交流課 地域づくり支援員 石曽根 徹(第7話)

 元小千谷市地域復興支援員(小千谷市産業開発センター所属)