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276 ガス水道局での災害対応(職員参集)

おぢや震災ミュージアムそなえ館 堀澤淳司 インタビュー(第2話)

(中越地震発生当時 小千谷市ガス水道局主任)

 

車の中に家族が避難したので車は使えないということで、
50ccのスクーターに乗ってガス水道局に向かいました。

ガス水道局にとりあえず着いたのですが、停電で真っ暗だったこともあるし、
正直なところ夜何もできないということもありましたので、
たどり着けた職員で、余震が続く中なんですけど建物の中に入って。

ガス水道局は職業柄二十四時間体制でお仕事をされている方もいますので、
布団があったりとかしますし、防寒具をそれぞれ持っていましたので
手分けをして布団なんかを運び出す。
誰のでもいいので、ロッカーから着れるもの、履けるものを運び出すという作業をして、
もうあとは運び出した布団を使いながら仮眠を。
明日から大変なことになるのはわかっていますので
とりあえず体力を無駄に消費しないという意味で
「休む」という指示が出たのが最初の日でした。

私の家は比較的ガス水道局に近い所でした。
ガス水道局は職員もほとんどの方が小千谷市内だったと思うんですけれども、
どうでしょう、半分ぐらい職員が集まれたかどうか。
40人50人くらい全体ではいたと思うんですけども、
半分くらいはその日のうちに来れたのかな。
中には翌日になってもなかなかたどり着けないという方も、
道路事情等で難しかった方もたぶんいたと思います。(つづく)

おぢや震災ミュージアムそなえ館 堀澤淳司 インタビュー(第2話)

(中越地震発生当時 小千谷市ガス水道局主任)