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272 小千谷市議会における当面の対応(その1)

中越市民防災安全士会 関田孝史(第1話)(震災発災当時は、小千谷市職員 議会事務局)

 

夜中越大震災のとき小千谷市議会がとった当面の対応を振り返る。             
発災当時は議会事務局の2年目であった。

当市の「地震等災害時における処理マニュアル」により、
職員は震度5強以上の地震が起きた場合は、
連絡がなくても全員登庁することになっていた。

自宅は小千谷市役所に近く、
家族をアテーナ小千谷店駐車場に避難させた。
ここは町内自班の一次避難場所で数人が集まっており、
私は市役所に駆けつけた。

1階の入口に入ろうとしたときに、大きな揺れが来て、
付近にいた人は一斉にしゃがみこんだ。
当直室で電話が鳴っていたが、
ガードマンは対応できずにいたので、
中に入り受話器を取った。

そこから5日間にわたる電話対応が始まった。
この時、市の災害対策本部は消防庁舎前に設置されており、
市庁舎は真っ暗で内部の状況は全く分からなかった。

中越市民防災安全士会 関田孝史(第1話)(震災発災当時は、小千谷市職員 議会事務局)