公益社団法人中越防災安全推進機構 理事長 中林一樹(第11話)
(新潟県中越大震災20年プロジェクト 実行委員長)
阪神・淡路大震災から9年9か月後に発生した二度目の最大震度7の中越地震に、
内閣府を中核とする新たな災害対応体制を講じていた国も、最初の本格対応で、
直後に非常災害対策本部を起ち上げ、全面的にバックアップする体制を講じました。
一方、新潟県知事と被災自治体の市町村長は、
阪神・淡路大震災と同様に中越地震復旧・復興特別措置法の制定を要請しましたが、
実現はされませんでした。
しかし、阪神・淡路大震災の復興でも大きな役割を担った「復興基金」が
2005年3月1日に設置されました。全国で4例目の基金でしたが、
特別法なら使用枠が決められてしまう“ひも付きの補助金”に対して、
被災地で“自由に活用できる復興基金”は、
中越の被災地域社会に寄り添った復興を実現するカギとなり、
有効かつ効果的に中越地域の特徴的な復興の推進を支えたのです。
(その5へつづく・明日配信)
内閣府を中核とする新たな災害対応体制を講じていた国も、最初の本格対応で、
直後に非常災害対策本部を起ち上げ、全面的にバックアップする体制を講じました。
一方、新潟県知事と被災自治体の市町村長は、
阪神・淡路大震災と同様に中越地震復旧・復興特別措置法の制定を要請しましたが、
実現はされませんでした。
しかし、阪神・淡路大震災の復興でも大きな役割を担った「復興基金」が
2005年3月1日に設置されました。全国で4例目の基金でしたが、
特別法なら使用枠が決められてしまう“ひも付きの補助金”に対して、
被災地で“自由に活用できる復興基金”は、
中越の被災地域社会に寄り添った復興を実現するカギとなり、
有効かつ効果的に中越地域の特徴的な復興の推進を支えたのです。
(その5へつづく・明日配信)
【執筆】
公益社団法人中越防災安全推進機構 理事長 中林一樹(第11話)
(新潟県中越大震災20年プロジェクト 実行委員長)