元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第7話)
震災関係の書籍を漁っても、地域復興支援員の記述はそう多くありません。
それは、黒子のような働きをするのが任務だったからです。
あくまでも主体は地域住民。
復興に必要だと思われることを一緒に実現していく伴走者として地域復興支援員がいました。
その役割は、大きく変わることになります。
黒子だった私たちは突然舞台の中央に連れて行かれ、こう宣告されます。
「あなたが主役の劇を作りなさい。」
今までは地域復興支援員という人材に財源がついていたのが、
事業に財源がつくことになり、そこに携わる人の分だけ人件費が払われると。
激震が走りました。
何か事業を興さないといけない。地域のためになり、且つ自分が主体で回していく何かを。
私は一緒に広報誌作成を担当していた仲間と山の家庭料理教室をすることにしました。
地域のお母さんたちを講師に招いて行う料理教室は、
山古志にいたときに初めて担当した企画、私の原点。
でもこれからは私たちが受け継ごうと思いました。
2018年3月末をもって地域復興支援員設置支援事業は終了、
地域復興支援員がいなくなるまで、残り3年です。
それは、黒子のような働きをするのが任務だったからです。
あくまでも主体は地域住民。
復興に必要だと思われることを一緒に実現していく伴走者として地域復興支援員がいました。
その役割は、大きく変わることになります。
黒子だった私たちは突然舞台の中央に連れて行かれ、こう宣告されます。
「あなたが主役の劇を作りなさい。」
今までは地域復興支援員という人材に財源がついていたのが、
事業に財源がつくことになり、そこに携わる人の分だけ人件費が払われると。
激震が走りました。
何か事業を興さないといけない。地域のためになり、且つ自分が主体で回していく何かを。
私は一緒に広報誌作成を担当していた仲間と山の家庭料理教室をすることにしました。
地域のお母さんたちを講師に招いて行う料理教室は、
山古志にいたときに初めて担当した企画、私の原点。
でもこれからは私たちが受け継ごうと思いました。
2018年3月末をもって地域復興支援員設置支援事業は終了、
地域復興支援員がいなくなるまで、残り3年です。
【執筆】
元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第7話)