· 

124 中越地震で被災し全村避難した旧山古志村だから伝えられることがある

やまこし復興交流館おらたる 小池裕子(第1話):

 

「やまこし復興交流館おらたる」は中越地震の記憶を証言と写真等で伝えるメモリアル施設です。
開館から今年で10年を迎え、地域住民の皆さんが立ち寄ってくれる地域内外との交流館でもあります。

採れたて野菜を施設内の直売所へ出してくれたり、散歩のついでに立ち寄るなど、
会話の中で時に触れ震災当時の話をお聞きすることも。

能登半島地震が起きて以降、「山古志も全国の人に助けてもらった」、
「何かできることはないか」と住民の方々からいただく言葉もあり、
福留邦洋館長(岩手大学地域防災研究センター)からの提案を基に、
発信するメッセージをまとめ始めました。

能登の皆さんへ、山古志からお伝えできることがあるのではないか。
とはいえ、災害状況はそれぞれに異なり、被災地への対応や復興への道も、
時間も異なる中で何がお伝えでき、どんな言葉を選ぶべきかを慎重に考えて進めました。

発災から1ヶ月後の2月1日、能登半島地震の被災者へのメッセージとして、
当時の聞き取りや証言などをまとめ、ホームページ上で公開しました。
https://orataru.net/2024/02/01/山古志から能登半島地震による被災地のみなさま/

【執筆】
 やまこし復興交流館おらたる 小池裕子(第1話)