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074 長岡市災害ボランティアセンターの運営~災害ボラセンの基礎を築いた36人~

10月25日(月)早朝に、関係機関、各種マスコミに対し、

正式に災害ボラセン設立について情報を発信することができた。

ところが、情報発信したばかりであるにも関わらず、時間の経過とともに、

不思議に1人、2人と人が集まってきた。

 

そこで、「なぜ、ここを尋ねたか」と聞くと、ほぼ全員が、

「自分では何ができるかわからないが、被災者のために何かをしたい。

 ここに来れば、何かできることがあるのではないか」

という期待から集まってきたことを知った。

 

おそらく、ガレキの後片付けなどの作業活動をイメージしてきた者が多数であっただろう。

しかし、ボランティアのコーディネート行うために、

まずは、災害ボラセンの組織、機能を作り上げることが急務であるため、

この日集まった36人には、災害ボラセンを作り上げるボランティアを依頼した。

 

災害を契機に初めて会う人たちではあったが、受付や電話対応等を担ってもらい、

各自の責任感と連携する姿は目を見張るものであった。

誰一人文句を言うこともなく、黙々と災害ボラセンの基礎を作っていただいたことに、

ただ感謝するのみであった。

 

【執筆】
長岡市社会福祉協議会  本間和也(第3話)