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055 地域復興支援員のこと(その3)

まずは地域を知ること!と先輩の後をくっついて回る日々。

お茶会について行ったり、地域のキーパーソンを紹介してもらったり。

 

「やまこし復興交流館おらたる」は、長岡市の支所、診療所、体育館が隣接しており、

コミュニティーバスの待合所でもあります。

地域の人も来るし、地域外から山古志を訪れた人が最初に立ち寄るという場所なので、

そこにいるだけでも沢山の方と接する機会があり、

様々な視点から地域のことを知ることが出来ました。

 

ツアーを企画することになったとき、自分の中で絶対ぶれないテーマを決めました。

山古志の魅力は地域の暮らしにある。

だから、厳しい自然のこと(地震を含む)や、食や産業を知ってもらえる内容にする。

できれば、地域の方が「今」やっていること、

これからやりたいことを話せるような機会を作ろう。

そうしたら、参加してくれた方が今後も山古志を訪れてくれるのではないか。

そんなことを思っていました。

 

【執筆】
元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第2話)